また、普段はロードやMTBで疾走しているので当然ヘルメット着用です。このため、シティサイクルでもヘルメット無しでは何となく落ち着かなく感じるようになりました。そこで、ヘルメットをクリフにして目立たなくしたつもりですが、やはり一般の人から見ると「変な人」に見えるようです。ヘルメットを堂々と着用できるためにも、ドロップハンドルが必要です。
ドロップ仕様で、畳むことのできないミニベロでしたら数万円ですが、フォールディングとなると、ちょっと怪しい安価なものか、予算と比べると高価なものしかないようでした。結局、いつものとおり、売っていなければ自分で作ろうということで、今回のお話です。
改造のベース車として、日本メーカーのフォールディングバイクであるスニーカーライトとライトウイングに絞りました。アルブレイズもありましたが、忘れていました。軽量であることが第一ですし、安価なこと、製品に信頼がおける?ことも同じくらい重視しました。最終的に、安価なブリヂストン スニーカーライトに決定しました。ライトウイングと比較すると、1kg程度重く、畳んだときの容積も大きいのですが我慢することにしました。
改造部品はサイクリーの中古部品と、ジャンク箱、一部新品で揃えました。ハンドル周りのパーツはすべて交換ですが、加えてブレーキワイヤーとワイヤーのアウターも、形状・長さが異なることから交換が必要です。
では、作業の様子を紹介します。ある程度、部品が揃っていたので、3時間で終了しました。
写真奥にあるのは、巡回中のおまわりさんの白いスクーター
ハンドル周りの様子です。クランプ径は25.4mmです

■最後に
もともと、ステアリングの安定性がよく、直進時もふらつくことがなかったので、幅が狭いドロップハンドルでも気を使わずにすんなりと走ります。もっと言えば、本来ドロップハンドルであるべきバイクという感じです。グリップ位置が遠くなり、前傾姿勢がとれるので走行も楽になりました。折り畳み機構がポスト引き下げ式であるので、ハンドルの高さも調整でき、ドロップハンドルにはうってつけです。この点だけをとっても、ライトウィングよりもドロップ化に適しています。ハンドル幅400mmでしたが、380mm程度で、コンパクトにまとめても良かったかと思います。
これで、ヘルメットを着用しても、違和感がなくなるのではないかと思います。
しばらくは、他の自転車の修理、メンテが溜まっているので、この状態で乗るつもりです。その後、アウターの交換、フロントスプロケットの大径化、革サドルへの交換などを行うつもりです。バッグ類なども便利なのですが、列車で手軽に輪行することが目的なのであまり大きくしたくありません。
購入数日後、すぐに改造してしまいましたが、後悔していません。